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CentOSの状態確認

サーバーの準備を進めたいところですが、まずは稼働しているCentOSの状態をいくつか確認する必要があります。

ネットワークの疎通

始めに確認することは「ネットワークが使える状態であるか」という点です。 ネットワークが確立されていなければサーバー云々の話はできません。

FireFoxを起動

ブラウザとしてFireFoxがインストールされているので、アプリケーションから選択し、適当なサイトを表示してみます。

FireFoxを起動 接続失敗

ありゃ。 やっぱり、ネットワークの設定が必要ですね。

CentOSの設定

アプリケーションのシステムツールに「設定」があったので、これを開きます。

CentOSの設定 ネットワーク

設定の中からネットワークを選択。 ダブルクリックではなく、シングルクリックで開きます。

ネットワークの状態

有線が「オフ」になっています。 うちの環境は、DHCPを使わず、すべてIPアドレスを指定しなければなりません。 右下の歯車が詳細設定かな?

ネットワークの詳細設定

あたり♪ IPv4のIPアドレス・サブネットマスク・ゲートウェイ、DNSサーバーをそれぞれ設定します。 DNSサーバーは「自動」が「オン」になっていたので、「オフ」にして指定します。 セキュリティ保護のため一部モザイクかけてます。

有線ネットワークを切り替え

適用を押してから、有線ネットワークを「オン」にします。 これで、ネットワークに接続できたはず。

FireFox接続成功

ブラウザに戻ってページを更新したらちゃんとつながりました。 ちなみに、ホストコンピュータ(Hyper-Vを実行しているコンピュータ)とは違うIPアドレスにしないと、アドレスの競合が発生してしまいました。

Webサーバー 未稼働

次に、Webサーバーが稼働しているかどうか「localhost」に接続してみましたが、稼働はしていないようです。 今は状態確認なので、サーバーの稼働は後ほど。

テンキーが効かない

キーボードの設定

さっきからキーボードのテンキーから数字の入力ができません。 これは、キーボードレイアウトのせいかな? 設定のキーボードを確認。

キーボードの設定

「リピートキー」「カーソルの点滅」

いやいや、そういうことではない・・・。 入力ソースかな?

キーボードの設定

最初にサインインしたときの言語設定ですね。 右下にあるキーボードみたいなアイコンがキーボードレイアウトっぽいです。

キーボードの設定

ここを見る限り、テンキーもレイアウトに含まれているので、設定は間違えていないと思います。 ためしに、NumLockを「解除」して書いてみたら数字が打てた! NumLockのオン・オフが逆転しているのがむずがゆいですが、ひとまずこれでいいでしょう。

homeを見る

ホーム

デスクトップにはじめからあるアイコン「home」の中身を見てみましょう。 Windowsのドキュメントフォルダみたいなものでしょうか。

ホームの中身

ドキュメントや画像など、いくつかの種類別のフォルダが並んでいます。 次に、コンピュータの中身を見てみます。

コンピュータの中身

Windowsではコンピュータを開くと、接続されているハードディスクやDVDドライブなどのデバイスが表示されますが、Linuxはそうじゃないんですよね…。 このあたりのフォルダ構成は、Androidのファイラを使っていて、少しだけ知識がありますが、具体的にフォルダごとの役割は把握していません。 不用意にいじらない方が良いところです。

インストール済みのアプリケーション

アプリケーションインストーラ

現在、どのようなアプリケーションがインストールされているか確認します。 アプリケーションのシステムツールに「アプリケーションインストーラ」というものがあるので、開いてみます。

アプリケーションインストーラの画面

アプリストアっぽいものが出てきました。 必要なソフトはここからインストールできるようです。

インストール済みのアプリケーション

「インストール済み」を選択すると、現在インストールされているアプリケーションの一覧が出てきます。 やはりここにも、Apacheは見当たりません。

アプリケーションの検索

試しにApacheを検索してみましたが、やはり見つかりません。 「アプリケーション」とは、クライアントPCとしてGUIで使用するものを指すようです。 Webサーバーなどのサービスは、パッケージ管理システム(CentOSの場合はYum)で導入しなければならないのかな。

CentOSを使ってみて

ここまでの率直な感想は、Windowsの使い勝手とさほど違いが感じられない、ということ。 設定画面はWindowsのコントロールパネルよりも分かりやすいくらいです。 クライアントPCとして使うことに限定すれば、少し型落ちしたPCや、余ったパーツで組み立てたPCにインストールして使うとしても充分実用に耐えられるでしょう。

この章のまとめ

  • Hyper-Vの仮想ネットワークスイッチで「外部」を選択した場合は、ホストコンピュータとは異なるIPアドレスを使う。
  • GUIアプリケーションは、アプリケーションインストーラから入手できる。