はじめに ― Linuxサーバー導入奮闘記
Windows Serverしか触ったことがない私こと wiz. が、Linuxサーバーを立てることに挑戦した記録です。 この記事は、作業履歴として随時執筆していくので、最終的にサーバーが完成するかどうかは分かりません。 また、この記録では仮想環境で構築していますので、実際に稼働させるサーバー環境とは異なる場合があります。 今日は2016年12月7日。 配布されているパッケージやソフトウェアはこの時期のものを前提としていますので、時間の経過によって設定や導入方法が変わる場合があります。
目標
まずは目標を定めます。 Linuxサーバーでは次のサービスを稼働させようと思います。
- WWWサーバー
- メールサーバー
- FTPサーバー
- DNSサーバー
- データベース
- 遠隔操作
WWWサーバー
まずはこれですね。 Windows ServerではIISによってホームページを公開することができます。 サーバーサイドのプログラムとしては、CGIやPHPの他に、MicrosoftならではのASPやASP.NETを利用することが出来ます。 ASP.NETを使うためにWindows Serverを選択する方も多いのではないでしょうか。 私もそうです。 なので、Linuxサーバーでも、ASP.NETのサイトが稼働できるようにしようと思います。 また、電子証明書を使用してSSLも使用可能に。 ついでに言うと、複数の証明書をひとつのIPアドレスで使用するためのSNIにも対応しようと思います。
メールサーバー
これもサーバーには必須の機能です。 お財布に余裕があれば、WWWサーバーとは別に稼働させたいところですが、まずは同じマシンで構築します。 POP3、SMTPは両方ともSSL対応に。 メーリングリストや、メールの着信に応じてプログラムを走らせる、といった機能もほしいですね。
FTPサーバー
サーバーは自宅で稼働させるので無くても困るものではありませんが、やはり用意しておいた方がいいでしょう。 今後、VPSを利用することも考慮して、やはりSSL対応に。
DNSサーバー
最近はドメインの取得を行うサービスに標準でDNSサーバーが付加されているものが多いので、こちらも用意する必要はありませんが、勉強のために導入します。 ちなみに、私が持っているグローバルIPアドレスはひとつなので、セカンダリDNSが立てられません。 ほぼ、LAN内で使うものになるでしょう。
データベース
主に、ホームページから使用するデータベース。 MySQLから派生したMariaDBを準備しようと思います。
遠隔操作
普段、サーバー機にはディスプレイを接続せずにRealVNCを使って遠隔操作しています。 なので、同様に作業ができるよう、遠隔操作を行えるようにします。 この記事では仮想環境に構築するので不要ですが、やはり勉強のため。
いざ、構築スタート
それでは、いよいよLinuxサーバー構築を開始していきます。